キングコング西野氏が
ご自身が描かれた絵本を
ネットで全ページ無料で公開したことが話題になっていますね。
ところで
絵本は子ども専用の読み物と思われますか?
もし、今
“専用じゃないんだろうけど、
そういえば何年も絵本なんて読んでないなあ”
ふとそう思われたら、ぜひ絵本を手にとってみてほしいな、と思います。
大人の鑑賞に十分耐えうる面白い絵本がたくさんあります。
今日はその中から一冊ご紹介します。
「キツネ」
マーガレットワイルド/文
ロンブルックス/絵
図書館でたまたま子どもが手にしたこの絵本に
母親の私が魅いられてしまい、
結局本屋さんに注文しました。
友情、裏切り、嫉妬、孤独……
人間のサガともいえる感情がうずまいていて、
解釈は何通りもあるように思えます。
また、同じ読み手が読んでも
読み手の状況によって、
その解釈も変わる印象すらあります。
登場するのは三匹だけ。
キツネ。カササギ。イヌ。
さあ、読んだとき、
あなたが最もこころ魅かれたのはダレでしょう。
絵本の奥深さについて無関心ではいられない絵本です。
おすすめします。