どんな人と付き合うかと考えたとき
“価値観の合う人“ をあげる人は多いと思う。
でも、価値観って多様で、
切り口次第でいくらでもある。
わたしの周りで仲のいいご夫婦を見て思うのは
好きなツボの共有より
これだけは絶対嫌、とか、
こんな人は許せない、とか
嫌いで譲れないものを共感しあえる人は
良好な関係が続いているなあということ。
好みが変わったり
好きな世界が広がっていくことは
後からいくらでもある。
一方、何かを嫌悪するって感情は
その人をその人たらしめる動かしがたいファクターだと思う。
以前、飲食店で若い店員さんを
大きな声で怒鳴る人に遭遇。
なるほど、怒鳴る人は
怒りたくて怒っているのだろう。
でも、分からないのは隣にいる女性。
自分のお連れが公衆の面前で
自分たちより年若い、立場の弱い店員さんに
まくし立てているのを
ソファに身を預けたまま
どうしてニヤニヤしていられるのか…
情緒どうなってんのだ。
諌めるつもりがないのなら
俯いていてほしかった。