一月現在、
我が家の七歳の子どもに伝えている門限は5時15分である。
本当は5時としたかったのだが
公園を愛してやまない彼の必死のネゴシエーションに母は15分屈した。
彼の公園愛、外遊び愛は、インドア派の母の概念では理解できない。
先の夏休み、泊りがけでさんざん遊び倒して家に戻ってきた日のことだ。
私たち家族は、ハードスケジュールが祟ってくたくただった。
夕日が少し残る黄昏どき、駐車場を降りるや否や
2日間を一番動き回った次男は
“ちょっとだけ、遊んでくる” と駆けて行った。
たった、30分でもいい。
射す光が残っていれば、
彼は誘われるように公園へと駆けて行く。
次男はそういう子である。
その彼が、昨日5時10分に家に帰ってきた。
どういうことだ?
いつもは、門限を遅れがちである。
迎えにいけば、親が公園にいることをいいことに
もう少し、もう少しだけ・・と更に遊びたがる。
その彼が門限時間より早く帰ってきた。
これは入学以来初めてのこと。
たった5分といえど、これはただ事ではない。
「○○ちゃん(次男)、どうしたん、何かあったの?」
誰かに苛められたのか、まさか不審者が……
本気で心配して、私は聞いた。
「ボクが早く帰ってきたのは、な~んででしょ?」
こちらが拍子抜けするトーンで
彼からは、ミニクイズが出題された。
どうやら、不審者がらみではなさそうで、安堵した私は
「ん~、○○ちゃんが、
またまたお利巧さんになったからじゃないかなあ」
と、返すと
「ブッブ~。ざんねんでした~、
せいかいは、おそとがさむいからでした~」
前略
日本の、ここ最近の寒波は、全くもって尋常ではないようです。
このブログを読んで下さっている希少な優しいあなたが
お風邪を召されませんように
どうぞ、ご自愛くださいませ。
かしこ