毎日、毎日、繰り返す。
毎日、毎日、積み重ねる。
そんなことより、
上手に立ち回るスキルを
上げていく。
それを出来る人が
羨ましいなと思っていた。
いいえ、本当は
そんな人がズルいなあと
私は思っていたのだった。
泣かれてすがられたあなたは
すがるその人を
ヨシヨシと撫でてあげる。
よく頑張ったねって、優しい声で。
すがるその人の後始末に
駆けずり回る私には
気付きもしない。
随分むかしのあの日の記憶をふと思い出したのは
降りすぎる雨のせい。
いっそ、ぜんぶ洗い流してくれればいいのに。