denimm日誌

雑記帳

小さな自信を明日への一歩にする

お片付けに行った帰り。

ほとんどのお客様が晴れやかな表情を見せて下さるから

自分の心まで弾んでいるのが分かる。

 

自分の存在が誰かのお役に立てているという実感。

素直に本当にうれしい。

 

でも、依頼してくださったお客様の中には

お客様にお片付けしたい思いはあるものの

お片付けより前の段階で

対峙する必要のある問題を抱えてらっしゃるケースもある。

 

それは、お客様の心の問題だったり

ご家族との関係性だったり

犬や猫などモノと同列で扱えない命ある生き物の問題など

 

お片付けを仕事とするものの領域を超えていると判断して

葛藤や自分の無力感に襲われるケースもある。

心の中で繰り返される「たら·れば」

 

それでも、限られた条件の中で

自分のできることを探し

目の前のお客様に誠実に向き合うことでしか

答えもないのだと自分に言い聞かせていた。

 

先日、一通のメールが私に届いた。

以前、お片付けに行ったことのあるお客様だった。

 

怒らせたり、明らかに落胆させてはいないものの

お仕事の依頼時にお客様が期待したであろうことを

私が超えられたかと問われれば

まったく自信がなかった。

 

少し緊張して開いたメール。

 

そこには

私への感謝と

お片付けに消極的だったご家族が片づけ始めたこと、

また、私に会いたいという内容が綴られていた。

 

 

ご家族が動きだしたことがうれしかった。

お客様がご家族を動かすほどに変わられたことに

なによりも感動した。

 

この体験は私にとって大きいものになった。

 

わたしにとっては、

自分の無力さのみを知る機会だったと思っていたけれど

その先には、光が見えてくることもあるのだ。

 

そして、これからの自分に言いきかせる。

一回一回のチャンスをを大事にしてこそ

見える光なんだということを。

 

 

 

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