denimm日誌

雑記帳

たゆたうままで

桜庭一樹の本、私の男を読了。

この描写、この言葉を二階堂ふみ浅野忠信が、映画の中でどう演じたのか観たいけど、本と感じが違ってたり、印象的に思えたシーンが映画で描かれてなかったりすると、途端に自分の中で作品自体が色を失くしてしまう自己中だから、今はこのまま、たゆたう気持ちのままでいる。

 


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プチ朗読会

最近、古典に触れるのが楽しくて

齋藤孝さんの本

「声に出して読みたい日本語」という

素敵な水先案内に従って

わが家では、プチ朗読会が開かれています。

 


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こちらの本では

古典や落語、近代文学から

素晴らしい日本の言の葉を紐解きながら

暗唱や朗唱の大切さを

繰り返し語りかけてくれます。

 

古典の一節を読んでいたら

次男も興味を持ってくれたので

最近、寝る前の絵本の読み聞かせの時に

一緒に朗読しています。

 

リズムがいいので

子どもも嫌がらずしてくれるのがいいですね。

継続して1ヶ月くらいですが

今は、次男のほうから

きょうはどれにする?と聞いてきます。

 

中2で反抗期の長男の母親でもあるわたしは

この時間が短いものだと言うことを知っているから

本をパラパラと捲る幼な子の横顔が可愛いなと思っています。

 

今日も親バカブログでした。笑

読んでくださって

ありがとうございます。

 

 

 

 



優勝はかまいたち@キングオブコント2017

キングオブコント2017が終わりましたね。

 


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*キングオブコント公式サイトより

 

 

今年の優勝は

大阪の実力派かまいたち

(このまま敬称略で書かせてもらいますね)

 

一本目のネタは

審査員の松本人志

本人たちもウケてんのが分かってやってる

って、言ってましたが

本当にそれぐらい面白かったー。

 

二本目に持ってきたネタは

予選でそこそこスベったらしいネタだそう。

それを練り直して、

この決勝にぶつけてくるあたり

踏んできた場数

賭けてきた時間

そこからの自信

絶対に獲るんだ!! という

気の強さが垣間見られて

お笑い好きとしては震えるエピソード。

 

それが見事に会場にはまって

文句なしの優勝。

 

コンビのおふたりともが

今年ご結婚して、

キングオブコントの頂点に立った2017。

今年は忘れられない年になるのでしょうね。

おめでとうございます。

 

わたし一押しの大会5度目出場の

さらば青春のひかりは第3位。

すごく面白かったけど

かまいたちの膝に大ダメージを負う動きは

会場を持っていった感が。。

 

来年もまた、さらばのおふたりを

この舞台で見たいなあ。

 

GAG少年楽団は少し緊張が

洩れちゃってる気がして

わたしが勝手にドキドキした。

こちとら、ネタ見て、笑うしかできないのに。笑

だってね、以前ネタを見た時と

少し印象が違っていた気がしたから。

南海キャンディーズ山里さんのデスノートが発動か。

結果は最下位だった。。

*彼がラジオなどで言及すると不吉な事が起こるとされる噂

 

でも、過去のMー1って大会では

今や超がつく売れっこの

チュートリアルおぎやはぎも最下位だったことが。

 

そこからの現在の活躍だから

今後に期待して

GAGの面白いコントを

また見に行きたいなあと思っています。

 

 

そして、今大会で一番爪痕を残したのが

結成わずか5か月の男女コンビにゃんこスター

トップ通過の、結果2位。

 

もう、キングオブコントを使って

世間に鮮烈な自己紹介した印象。

ニュースター&ヒロインの誕生ですよ。

爪痕の付け方がなんて言うか

Mー1に出てきたメープル超合金を彷彿とさせる。

 

しかも、ひとりは一見ふつうな感じの女の子、

早稲田大学出身の才女だそうで

まだまだ未開の引き出しがありそうで楽しみ。

バラエテイ番組やクイズ番組に

ここからじゃんじゃん目にするかもしれませんね。

 

まだまだ語れきれないキングオブコント

今夜はわたしは夫と

まだまだ語りあかしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

今夜はコントを

今夜もう少しで、

コント師日本一を決める大会キングオブコント開幕。

 


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個人的に優勝を一番願うのは、決勝進出5度目のさらば青春の光
あと、注目はGAG少年楽団
結成たった五か月目のコンビや、ベテラン勢、男女コンビ、トリオも出揃った大会。
楽しみしかなーい。

 

http://www.king-of-conte.com/2017/

詭弁の向こうにあるもの

SNSには時折、トンデモ投稿を目にする。

 

執拗に繰り返される悪口、罵詈雑言の数々。

吐き気がする。

タチが悪いのは、周りの空気を見ながら

形勢が悪いとみるや

詭弁を弄して狡猾に論点をずらしていくこと。

それをすればするほど

出発点の違和感が

あぶり出されていく。

 

そんな投稿に自分の知っている人が

賛同をしていると脱力する。

 

もしかすると、その投稿そのものよりも

こころを消耗するに充分な材料かもしれない。

 

なぜ他人の投稿にこんなに悲しさを覚えるのだろう。

わたしは立派な正義感などはなから持ち合わせていない。

それはきっと

こんな発言をする人に時間やお金や手間をかけ

つかの間でも素晴らしい人と捉えたわたしの人を見る目の無さを

受け入れなければいけないことが

わたしを苦しくさせるのだと思う。

 

あなたは今、幸せですか?

道を引き返すことは恥ずかしいことではない。

引き返して、また

陽の当たる場所に帰って来られる。

 


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目的は手段を正当化しない。

どんなに崇高な目的だとあなたが叫んでも。

 

 

 

 

 

 

 

「ミッケ♪」

やっと見つけました。
カレー愛の強すぎる我が家に

これぞまさしく探していたサイズと質感。

 


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古谷製陶所のカレー皿。

 

信楽に工房「古谷製陶所」を持つ古谷浩一さんの器。

土にこだわり、また使いやすさにこだわって作られる粉引の白い器は

土が持つ風合いを残しながらも

釉薬を掛けて焼成されているので

備前焼などに見られる素朴で武骨な印象というよりは

優しい表情を持った器です。

 

よく行く雑貨屋さんで「うつわ展」をやっていて

見て手にした瞬間決めました。

 

形、サイズ、質感、価格の上限、

わたしの中で予め決めていたどの項目も二重⭕。

思わずこころで言ってました。

「ミッケ」

 

何年も探していました。 

掬いやすくカレーがこぼれにくいけど

スプーンは沿わせやすい縁のうつわ。

 

お片付けを家中すると

モノを我が家に入れるとき、

かなりの “吟味派” になります。笑

 

我が家にどうしても迎え入れるというなら

納得して愛せるモノと付き合う。

その気持ちは、日常にも波及します。

たとえば、時間にも。

たとえば、人間関係にも。

 

孫にこの器でカレーを出せるほど

これからずっと大事に使おうと思います。

 

って、下の子、8歳ですけどねー。

 

 

 

 

 

 

 

美しいひと

美しいひと。

 

憧れの “美しいひと“ は

それぞれに違う魅力があるんだけど

みんなに共通していることがある。

 

それは、みんな姿勢がいい。

もれなく。

 


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新しいことを始めると視点が増える。

 

きっと

着物の着付けを

教えてもらっているからだろう。

 

ふと、そう思ったのは。

 

 

 

言霊の幸ふ国

日本語は何げない言葉にも

祈りにも似た思いを宿す素晴らしい言語だと

学生時代の先生が言われていました。

 

たとえば

 

「行ってらっしゃい」

わたし達は毎日、日常的にこう声を掛け合っています。

 

「行ってらっしゃい」は

“行く” と “いらっしゃい” の略で

“いらっしゃい” は 「来て」の尊敬語。

 

「行ってらっしゃい」には

行って、(無事に)わたしの元へ帰ってきてください

そんな思いが込められているのです。

 

言霊という言葉があります。

言霊とは、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力のこと。

 

言霊のコトバの響きだけだと

スピリチュアル色の強い話のようですが

先述のように、言霊はわたし達の暮らしに

深く根付いていることが分かります。

 

 

 

いったいいつの頃から

言霊という言葉はあったのでしょう。

 

その答えをわたしは先日知りました。

 

昨日、古典を読み始めたことを書きました。

 

denimm1222.hateblo.jp

 

 万葉集の中で、山上憶良

 

「そらみつ大和の国は言霊の幸ふ(さきわう)国と

 語り継ぎ言い継がひけり」万葉集894

 

と、詠んだのが最初だそうです。

 


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千年以上も前から、言葉の力が信じられていたのですね。

 

また、言霊の力とはいい言葉だけを言っているのではありません。

その反対もあります。

 

時に、さまざまな否定的な感情それら全てを

まるで呼吸でもするように

しねだバカだなどという言葉にして

表現する人がいます。

 

強く、刺激的なものに

わたし達の心もまた

とらわれ易くできているように思います。

 

使ったその時は言い放った感覚に

酔いしれることができても

その人自身の守るべき何かを

ゆっくりと、でも確実に

穢していく言葉だとわたしは思います。

 

 

“言葉の呪力によって、幸福がもたらされている国。

 日本の美称” として山上憶良は詠みました。

 

「言霊の幸ふ国」

この国に生まれ育った、

わたし達は万葉びとの子孫なのだという

ひそかな誇りを胸に

いつまでも覚えていたい言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古典に触れて

ブログの文章をうまく書けるようになりたくて

文章読本“ なるものを数冊読んでみた。

 

文章のプロたちが

書き方や大事に思っているところが

それぞれ微妙に違っていたり

また、何故そう思うのか

その理由のどれもが説得力を持っていた。

 

私にとっての答えは

実際に書いてみて自分に合うものを

試行錯誤しながら見つけていけばいいのだろう。

素直にそう思えた。

 

また、どの本にも共通した、

文章上達のために推奨しているものもあった。

 

そのひとつが

「古典を学ぶ」ということだった。

 

古典、古文。

学生時代、私はそれらの劣等生だった。

 

このブログで本が好きと

ブログタイトルにまで入れているくせに、マズい・・

わたしはただの一冊も古典文学を読破したことがない。

偏りある本好きなんですと言い張って乗り切れるだろうか。

 

まあ、過去はいい。(逃げよう)

 

文章のプロ達がこぞって推すには訳がある。

そう思ったわたしは

ただ今、万葉集を読んでいるところである。

 


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日本最古の歌集「万葉集

 

そこには、千年以上も前の万葉びとの

喜びや嫉妬、別れの哀しみ、ユーモアや裏切りがあり

現代を生きる私たちのすぐ側にある感情と

同じ温度の息遣いが感じられる。

 

長くなりそうなので、今日はこのあたりで。

明日は、こころに残った万葉集の一節をご紹介します。