denimm日誌

雑記帳

お雑煮ならお任せください

お雑煮は地域性が出るお料理のひとつですね。

岡山県総社市というところの出身の私は
お醤油ベースのお汁に、鰤が入ったお雑煮が定番でした。

嫁に入った家も岡山でしたが、
鰤ではなく、甘辛く焼いた牛肉が婚家のお雑煮でした。

結婚当初、同じ県内でも、家々によって違いがでるのが
面白いなと思ったものです。


今年も元旦、用意しました。

「うまい。
 もう定期的にずっとお雑煮作って。」

と、主人。

一緒に長くいる夫婦なので、
いいことばかりでなく、
そうでないことを思うことも正直あります。
でも、こういう時に思います。

この人の「うまい」の伝え方は100点。
美味しいの言い方が、私の中で満点なのであります。

和牛というお笑いコンビがいます。

彼らのネタに
彼女が、かつて料理人だった彼氏にハンバーグを作るというネタがあります。

屁理屈言いな彼と、翻弄されながら健気にハンバーグを作る彼女のやり取りが、たまらない味わいです。

これ以上書き出すと、ブログの方向性を揺るがしかねないので、
ご興味のある方、是非チェックしてみてくださいね。
とっても面白いです。


話しを戻しますが、

うまい、うまいを繰り返す家族を見てると
料理上手だった義母が元気だった時に
お雑煮の作り方を習えてよかったなあと思います。


お出汁は、干ししいたけのもどし出汁と
今回はこちらの出汁を使用した合わせ出汁。




このお出汁、洋風のミネストローネなどにも使えます。
くせがなく、いりこや昆布から丁寧にとったお出汁と遜色ない味。

一瞬、自分のお料理の腕が上がったんじゃないかと
錯覚を起こさせてしまうリスクがありますが

気に入ったキッチンのお供を見つけると
次に買うときに、いろいろ悩まずにすむのもいいですね。




お義母さん、茅乃舎さん、ありがとうございます。
おかげで出来上がったお雑煮が
家族を幸せにしておりますですよ。

そして、私も。

これならおまかせあれ、といえる料理がひと品でもいい。

作るものすべてのお料理に自信があるわけじゃなくても
市販のお出汁に頼っても

誰かの「美味しい」を聞くことだったりの
小さな成功のピースが
私の暮らしに彩りを添えてくれるのかなと思います。